◆生後1年〜


誕生日おめでとう!1歳おめでとう!
なんとか無事に誕生日を迎えられたこと
本当に嬉しく思う

あの頃には1歳とはとても遠くて
でもなってみると
そんなに離れているものでもなかった実感がある

>>生後369日<<
おめでとう、おめでとう。ルーク、ルクちゃん。6頭の同胎たち。
なんだか感慨は、自分が二十歳になったときとよく似ている。
似ているといえば犬の成人式みたいなものなのか、1歳というのは。

思えば、ルークを迎えて、1歳までが肝心だ、とか1歳になったら落ち着きが見えてくる、とか。
まあ、そういうお話を聞かされていて。
とりあえずの目標は1年、というのが自動的に設定されていたように思う。
ロケット弾のように車道に飛び出す彼を見て、1歳まで生きていられるんだろうかとハラハラした時期もあったがなんとか生き延びた。
まだ車道に飛び出す癖は改善されていないから、地道に頑張ろうと思う。
それでも、少なくとも私と出かける時に飛び出す事はなくなってきた。

ルークは、おおよそボーダーの子犬がすると言われている悪戯の限りを尽くしてくれたし、子犬がする悪さも網羅してくれた。
我が家に来た当初から、彼はボーダーコリーだった。
動いているものをよく追ったし(車追い、自転車負いは最近改善されてきたように思う)、これと決めたものを伏せて睨み付けるような、構えのポーズもよく取った。
飼い主相手にハーティング本能もあったし、ボーダーらしく姿勢を低くして歩く事がよく目に付いた。
羊を目で制する犬種、と言う言葉を立証するように、成長するごとに目つきは鋭くなっていき、間違っても可愛らしいわんちゃん、とは言われなかった。
ボーダーコリーは、教えなくてもディスクを追う、とはよく言われるが、それについてもまったくその通りだった。
人が好きで、人に甘える事が好きで、でも時々猫のようなクールさも見せる。

体重はまあ、おおよそ18.4〜19kgで落ち着くような感じだ。
先月、成長は止まりましたと宣言されたが、まだ地味に成長を続けているそうな。
まあそれでも20kgには達しないのではないかと思う。
最近のボーダー事情を見ていると、平均的な大きさ、もしかすると平均より少しだけ重いのかも知れない。
ボーダーらしく、胴長の、どちらかというと小顔の犬。
まだわからないけど、被毛は短めの部類になると思う。手足が若干長く、筋肉質で体重を聞いて想像されるよりは一回りか二回り小さい。
原因は、彼が筋肉質だということにあるらしい。
非常に理想的だとも思うが、彼の力を見誤って不用意に近づく人が怖いとも思う。
成人男性でも突き飛ばしたり引きずるような力を彼は持っているからだ。

ボール遊びが好きで、フリスビーが好きで、他の犬に乗る事が好きだ。
他の犬や人に対して、唸ったり威嚇したりするようなことは決してない。
しかし、どういうわけか他の犬には唸られる事が多い。これは不思議なところだ。
自分よりも大きな相手に攻撃されても悲鳴をあげたり降参するのを見た事はない。
彼のボスはまだ世界のどこにもいない。飼い主もボスだとは認めていないと思う。
彼のボスは彼自身だ。これは大いなる課題。

性格としては、どちらかというと臆病。…だと思う。
ときどき驚くほど大胆な時もあるが、基本的に気が弱い。見知らぬものには警戒を持って近づく。諦めが悪く、ワガママ。
しかし1度痛い目を見ると、二度と近づかないくらいの慎重さはあるらしい。
テンションが上がると止まりようがないが、あまり社交的なタイプではない。
クール、だと思う。家族と再会してもそのときは全身で喜ぶが、落ち着くと、本当に落ち着く。近くにいることを確認すれば、彼はそれでいいらしい。
基本的に飼い主から引き離されても恋しがって鳴く、というようなことはない。
ただし、「欠けている」違和感には敏感に反応する。
いつも部屋にいるはずの家族が外泊して戻ってこないようなことになると、あちこち探し回る。

しかしきっと彼は、仮に私たちに何かあって、見知らぬ家庭に引き取られるようなことになったとしても、早くに順応し、私たちを探して恋しがる事はないのではないかと思う。
寂しいことだが、いざというときに、少し安心できる。


健康面については、とくに異常なし。
先日股関節の検査を受けたが、異常はないと聞いている。
残念ながら、同胎犬のルクちゃんが、軽度と診断されているがそれについては、コチラで述べさせて頂いている。

現在、小さな角膜の傷が見つかったので治療中だが、視力に関わるような傷ではない。
先祖に、コリーアイのキャリアの疑いのある犬が見つかったので、少し診て頂いたが、異常なかった。異常は素人目に見てもわかるものらしい。目の奥に星が散ったような、あるいはカエルの卵のような、クレートのようなブツブツがあったらそれが症状、ということになるらしい。しかしこれは、ある日突然出てくる可能性もあるので半年に一度の検診を勧められた。
また、心臓の左心室(左心房?)に、微細の血液の逆流があったのでこれも検査していただいたが、結果として、異常なし。逆流が認められたのは極度の興奮状態での検診が悪かったのだろうと言うことになった。しかしこちらも、ルークに限らず先天性の心臓の病気があるらしいので、それの症状が出る3歳までは、半年に1度の検診をすることになった。これは現在健康な犬すべてに言えることらしいので皆様もご注意されたし。


今のところ、総じて、健康的だ。
肥満でも、痩せているわけでもない。
1歳を数えた今、遺伝疾患と認められる症状は確認されていない。
重大な病気や怪我の経験もない。
極めて幸せなことだと思う。


最近の悩みと言えば、マーキングと唸り癖、が挙げられる。
マーキングは、性的な成熟があってからやはり頻繁に見られるようになった。
基本的に家の中ではしないが、よそさまのおうちでは(とくにその家で犬が飼われている場合は)迷惑なほどマーキングする。
公園などに行けば、ベンチや石や木などに、必ずする。
ペットショップに連れて行ってもするから、マーキングバンドは必需品となっている。
去勢などにより、それを控えさせることも提案されたが、ここまで常習化すると改善の見込みも少ないので、少なくともそれを理由に去勢させるつもりは今のところない。

唸り癖は、まったく原因不明。
コマンドをすると高い確率で唸る。不満を訴えていることには違いないとは思うが、尻尾を振りながら、人の顔を舐めながら、それでも唸るから、よくわからない。
遺伝的なものがあるのかも知れないが、ただの性格なのかも知れない。
食べ物が絡むと必ず唸る。
それに関係しているかどうかは知らないが、ルークは食いつきが悪い。
フードを用意すると、隅っこに逃げる。
名前を呼ぶとちゃんとやってくるが、低く頭を下げて、そろそろと移動し、耳を完全に寝かせて、…どうみても、「喜んでいる」感じではない。
「警戒している」「不機嫌」といった感じだ。
涼しい季節はそれでもちゃんと食べるが、夏に近くなると(今も)食いつきが極端に悪くなり、食べない日もある。レンジで温めると食べることもある。

甘噛みについては…お察し下さい、といったところだろうか。(遠い目)




●できるようになりました
  ディスクキャッチの確率高し。ジャンピングキャッチ(…)
  やめさせないとな。



●この言葉をおぼえています
  ディスク。氷。「行くよ!」



●課題は…
  噛み癖。
  完全なる呼び戻しと、完全なるレトリーブ。
  唸り癖改善


●野望…
  新しい事を教えたいのに、唸りが増えるだけかも知れない。



●特筆事項
  ギターは一生克服できそうにn(以下略)